中国でここ1−2年で急速に普及した新サービスを紹介!
どれも携帯を利用した新ビジネスで、この面では中国の方が日本よりも進んでいるように思います。
近くのタクシーを携帯で呼べるサービス。
タクシーがどこにいて何分で自分のところに到着し、目的地まではいくらで何分ぐらいかかるのかを瞬時に教えてくれます。
運転手の名前や車の色、ナンバーなんかも同時に公開。
こうやって文章にするだけでもとても便利なサービスだなと実感できます。
もちろん実際使うとその便利さは病みつきです(笑)
支払いは携帯決済だからお釣りの心配も無し。GPSでタクシーがどこを走ったかが分かるし、ナビもそのアプリがやるから、遠回りをされてぼったくられる心配も無し。
タクシーに乗りたい人は透明性のある料金ですぐに見つけられるし、タクシー運転手にとってもお客さんを効率的に見つけられる。
他国でも同じようなサービスがあるようですが、中国で面白いと思うのは、タクシーを呼んだと思ったら普通の車が来ることが多いこと。
絵に描いたような普通のお兄さんやおじさんが、普通の車に乗ってやってくることが多いのです(これは各都市によって違うかも)
本当に「フツー」としか表現のしようがない特徴のない運転手が多く、小ぎれいな格好をした印象の良い人ばかりです。実はみんなロボットかもしれません。
そう思わせるほど普通です(どれだけ?)。路上で捕まえるタクシーの運転手よりも印象が良いことがほとんど。
さらに、僕が今まで乗った車はその車内も綺麗にしているものばかりで、そういう意味でも下手に古くボロボロになったタクシーを路上で捕まえるよりもよっぽど満足度が高いのです。
各ドライバーに評価をつけられるのでそれも関係しているのかもしれませんが、それだけでは説明がつかなそうなぐらい、車も運転手も印象が良いことが多い。
彼らが普段何をしているのか、運転手がメインの仕事なのかもよく分からず。やっぱりロボットですかね。
ちなみに大きなのは「滴滴」というアプリ。
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先日、初めて使ってみました。
これもとてつもなく便利。
自転車に付いたQRコードを読み取ると、その自転車の鍵が突然ガチャンと開いて乗ることができるのです。
目的地に付いたら鍵をかけておしまい。基本的にどこでも乗り捨てることができます。
GPSで各自転車の位置情報が管理されているので、アプリを開けば最寄りでどこに自転車があるのか瞬時に分かるようになっています。
必要であれば予約も可能。
支払いはもちろん携帯決済。
先日紹介した携帯決済と紐づけておけば、数秒レベルでその辺に停めてある自転車に乗ることができます。
30分で1元(約17円)が一般的な価格。
数年前に政府が大きな都市でエコ目的もあって始めていたサービスの印象がありますが、ここ1ー2年で民間企業が参入し、自転車の数も増え、携帯を通すことでますます普及して便利に。
自転車に鍵をかけたら「鍵がきちんとかかりました。利用時間は○分、○円」というような案内通知が携帯に来るようにもなっています。
供給されている自転車の数が多いので、人がある程度いるところであれば自転車はすぐ見つかります。
しかも安くてどこでも乗り捨てOK。
車のように駐車のことをほとんど考える必要がないので都市部では特に便利。
不思議なのは、妙なところに乗り捨てられていることがあること。
人気のない広場の真ん中とか、高速道路の途中とか。
乗ってた人はそこからどこにどうやって移動したんだろう?と想像力をかき立てられる乗り捨てが多いのが面白いです(笑)
「Mobike」というアプリであれば、外国人でもクレジットカード登録で使えるみたいです。アプリも全部日本語になっていました。わぉ!
(ネット情報によると日本にも進出しているみたいですね)
上のタクシーのサービスと合わせて使えば、都市部での移動はほとんど済んでしまうんではないでしょうか。
文字通り出前を運んでくれるサービス。
小さなレストランが多い中国では供給側も豊富です。
早速、先日使ってみました。
iphoneでアプリをダウンロードし、そこに表示された近くのお店一覧からメニューを見ます。
お店リストにはそれぞれ何分で届く予定かが書かれていてすごく便利。
そして、各メニューは月にどのくらい売れているか、評価はどうか、といった情報も併記されています。
家に呼び鈴が無いことが多いし、住所も分かりづらいことが多いので(そもそも中国には表札というものがありません!)、到着予定時刻になるとだいたい電話がかかってきますが、支払いはアプリでもう終わっているので受け取るだけ。
お店が多い街の中心部だと選択肢も多いし、配達も早いのですごく普及してます。
今回は「饿了么?=お腹すいた?」というアプリを使いました。「美团」も有名。
タクシー、自転車、出前、どのサービスもここ1ー2年に爆発的に普及したビジネス。
これらを日常で利用している人が日本に来たら、かなり遅れていると思うでしょうね。