中国の小学生は必ず親などが送り迎えする

午後4時すぎの小学校の校門付近の風景。

たくさんの父母・祖父母が子どものお迎えにきています。

この日が特別なのではなく、毎日同じ時間帯に同じ風景が見られます。

この写真を撮った後ろや周囲は、迎えにきた車でごったかえしています(笑)

お迎えがある理由は、ひとつには単純に家が遠いから

ただそれ以上に、子どもの安全を考えて迎えに来ている人がほとんどだろうと思います。

安全という意味では主に2つあると思います。

ひとつは車やバイクなどの交通面の危険。

2つ目は、誰か知らない人に連れて行かれてしまう危険。

こちらのほうが大きい理由かもしれません。誰がどういう目的で、というのはよく知りません。

ただ中国では、小さな子どもを持つ親は、子どもが誰かに連れて去られてしまう不安を常にもっています。

公的な統計はないようですが、年間に何万人もの子どもが行方不明になっているといいます。

もちろん無事もどってくるのは少数です。

日本でも「知らない人に付いていってはいけません」などと言われることがありますが、その危機感の度合いは日本人の比ではありません。

学校によっては低学年は必ず大人が送り迎えをするよう決めているところもあるようです。

また、送り迎えの大人に祖父母が多いのも、中国的な特徴といえると思います。

kammy

約20年近く中国・中国人と関わっている中国通。中国や中国人のことが好きで、その面白さを伝えるべくブログを書いています。妻は中国人。