こんにちは!kammyです。
最近よく見かけるようになった黒のマスク。
はっきりとした証拠があるわけではありませんが、中国人がよく付けている印象があります。
実際、中国ではマスクといったら黒をイメージする人が多いです。
中国のネットショップで販売されているものも白は少なく、黒を中心に色のものがほとんど。
中国人が黒のマスクを付けるのはある有名人が付けていたことによる流行と、汚れにくいという実質的な理由があるようです。
今回はそのあたりを解説しま〜す!
上海の街を歩いていて、気になったことがあります。
それは黒いマスクをしている人が多いということです。
正確にいえば、マスクをしている人のマスクはほとんど黒だったということです。
白いマスクを一人見かけましたが、その人は流暢な日本語が聞こえたので日本人。
つまり、上海で見かけたマスクをつけている中国人はすべて黒のマスクでした。
顔半分が黒いので、見かけた瞬間どきっとします。黒いマスクにはテロリスト的な印象があるからかもしれません。
日本人的な感覚だと悪い人のイメージがどうしてもぬぐえません。
ちなみに、この日に瞬間的に多かったわけではなく、中国でマスクをしている人は黒のマスクをしている人が多いです。
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ネット販売大手の淘宝で「マスク」を検索すると、いろんな色のマスクが出てきますが、割合的に白はほとんど無く黒が多いです。
黒のマスクが普及したきっかけは、鹿晗(ルハン)という90年生まれの人気男性俳優が黒のマスクをしたことにあるようです。
ネットで「マスク」を検索すると出てくる画像には、「鹿晗と同じマスク」というキャッチコピーとともに販売されているものも多くありました。
彼がつけたのは、医療用のマスクという感じではなく、どちらかといえばファッションの一部としてのマスク。
だからそのかたちも布にヒモがついた風邪用マスクというより、顔の輪郭にフィットしたプロレスなどのマスクに近い印象です。
知り合い(中国人)に「マスクをするとしたら何色を選ぶ?」と聞くと「黒」と答える人ばかりでした。
「服に合わせて」とか「ピンク」の回答もありましたが、少なくとも私の周りの中国人の親戚には白を選ぶ人はいませんでした。
黒を選ぶ理由には、上で説明した流行の影響と、汚れにくいからという実際的なものがあるようです。
逆になんで白を選ばないのかと聞くと、白のマスクは医者が付けるものでそのイメージが強いから、という理由が多く、白を積極的に付ける理由自体があまりないみたいです。
もちろん汚れやすいという理由もあると思います。
逆になんで日本人はみんな白のマスクなの?と聞かれると困ってしまいます。なんで白なんでしょう?
しかも花粉症の時期など街中の人が付けています。
上海で黒マスクが多いといってもマスクをしている人自体があまり多くありません。
逆に日本はマスクをしている人ばかり。
白のマスクに医師のイメージが強いのであれば、中国人にとって日本の街はちょっとホラー的な印象が残りそうだなと思ったりします。
実際、中国人の観光客と話をしたときに「なぜ日本人はみんな白のマスクを付けているんだ?」と聞かれたことがあって、少し答えに窮した覚えがあります。
淘宝の検索結果でも白のマスクは出てきますが、「PM2.5を完全カット」などの機能的に充実したものや医療機関が使うような専門的なものが多いです。
つまり、中国でも白マスクという選択肢はあるものの一般的な人が使うことはほぼないのです。
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初めて黒マスクをしている人を見たときは「なんだこのテロリストみたいなマスクは!」と驚きとともに思ったものです。
でも、こうして記事を書いたり調べたりしていると、不思議と黒のマスクに違和感がなくなり、あわよくば黒の方がいいとまで思えてきました。
日本でも最近は黒マスクをしている人が増えているので、違和感を覚える人も少なくなっていると思います。
たしかに黒であればファッション性のある防寒用品としても使えそうな感じがあります(笑)
白だと明らかに「ザ・マスク」で、多くの中国人の感じるように「医療・医者・病院・病気」といったイメージに直結します。
「マスクは白じゃなきゃ!」と思っていた感覚なんて結構いい加減なものなのかもしれませんね。
それでは今回はこの辺で!