中国のオープンな美容整形&足マッサージ

こんにちは!kammyです。

義烏市では決まった場所にほとんど毎晩のように夜市がたちます。

その夜市で見かけたちょっと不思議な光景を紹介。

夜市で見かけたオープン整形

夜市に並ぶ屋台は、食べ物と衣服に大きく分かれます。

衣服は女性用がほとんどで、子ども用のもそれなりにありますが、男性用は少ないです。

どの世界でもお金を使うのは女性と決まっています(笑)

そうした衣服を売る屋台が並ぶ中に、ひときわ目立つテントがありました。

テント下には煌々と明るめの灯りが付けられ、寝椅子が数台並べられています。

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睫毛や眉毛のプチ整形をオープンでやる

サランラップを眉毛部分に巻きつけている女性

そこには女性たちが寝ていて、何をやっているのかといえば、どうやら眉毛や睫毛を綺麗にしているらしいのです。

美容整形とまで言えるのかどうか詳細は分かりませんが、眉毛や睫毛を美しくするサービスです。

驚いたのは、公衆の面前でそれらがやられていることでした。

眉毛整形をしている人を、通りすがりの人が誰でも見ることができるのです。

私が通りすがったときには、サランラップのようなものを眉毛の部分に一周巻きつけた女性が寝ていました。

眉毛にサランラップ??なにかの施術中なのでしょう。

もうひとり寝ていた女性は、黒いペンのようなもので睫毛の部分をいじられている最中でした。

眼球ぎりぎりのところをチリチリと小さな音を立てるペン状の機械で黒くしていました。

手術系のテレビとかがとても苦手なので、それ以上見ている気にはなりませんでしたが、何にしろただの通りすがりの私にも、その施術のようすを詳しく見ようと思えば見られるのです。

見ているこっちが少し恥ずかしくなってしまう、こんなにオープンな美容整形には初めて遭遇しました。

あとから聞いたところでは、タトゥーのように眉毛を書いているサービスがメインでは?ということでした。

洗ってもしばらくは消えない眉毛で、こちらではポピュラーのようです。

チリチリと音を立てて何かの施術中でした。 ものすごく近い距離で観察可能。

足つぼマッサージのお店はガラス張り

全面ガラス張りのマッサージ店。 ちなみに各寝椅子の後ろにはスマホ充電ができるよう、コンセントがついていました。

話は変わって、夜市ではないのですが、街中を歩いていて足つぼマッサージのお店を見かけました。

なぜマッサージのお店だと分かったか。

もちろん看板や文字もそうなのですが、通りに面した壁が全面ガラス張りで、中でマッサージを受けている人たちが丸見えだったからです。(下写真)

むむむ、マッサージってそんなにオープンだったかしら。

美容整形もマッサージも、日本だったらほぼ確実に個室に近い状態ではないでしょうか。

少なくとも通りすがりの人が誰でも見られるようにサービスしているところはないはず。

もしかしたら、たまたま私が見た美容整形とマッサージのお店が特殊だっただけかもしれない。

そう思い、知り合いの中国人に写真を見せて聞いてみました。こういうお店は特殊なのかと。

すると、特になんの驚きもなく「こういうのはよくある普通のお店だよ」と声を揃えての反応。

まぁ予想通りといえば予想通りの模範回答でございました。

いわく、全面ガラス張りのマッサージのお店はよくあるし、オープンな美容整形も夜市ではよくやっていることだと。

実際、街中で見かける足マッサージのお店はほとんどがガラス張り仕様です。

私が聞いた20代の若い人は、夜市のオープンな美容整形はちょっと恥ずかしいので私はやらないとは言っていました。

ただ、「誰かが見てても全然関係ないわよ」という若手の人もいて、ただの好みの問題のようではあります。

いずれにせよ、こうしたオープンな美容整形やマッサージはなんの違和感もなく中国の人には受け入れられるようなのです。

施術されている方が、誰かに見られてもまったく気にしない風土があるんだろうと思います。

お客さんが気にしないのならば、誰にでも見られるようにオープンにした方が宣伝にもなるからいいだろうという感じなのでしょう。

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病院のプライバシーのなさと同じ

この感覚は、以前紹介したプライバシーの概念がない病院とつながる話のように思えます。

中国の人はどうも、周りの人からどう見られているのかということについて、ほとんど気にしないようなのです。

(この記事下部のリンク先参照)いいとか悪いとかの話ではなくて、中国はそういう風土なのだというのが面白いと思います。

それにしてもオープンな美容整形には驚いた。

そして、それに対して何も驚かない中国の人の反応にも驚きました。

kammy

約20年近く中国・中国人と関わっている中国通。中国や中国人のことが好きで、その面白さを伝えるべくブログを書いています。妻は中国人。