こんにちは!kammyです。
今回は、中国人の日本人の赤ちゃんの大きさが違うことについて紹介します。
そして、その理由は?
中国人の子ども、特に乳児・幼児は、日本人に比べてかなり大きいです。
その原因を考えると、どうも中国人という遺伝子が子どもを大きくしているとしか思えないのです。
というのも、私のひとり目の息子は、日本の保育園のクラスで常に背が高い子でした。
でも、私の身長はほぼ平均値。
妻(中国人)の身長は平均以下です。
親戚にも取り立てて背が高い人はおらず、どう考えても両親からの遺伝子では大きくなり得ないのです。
でも彼は、両親に似ず、乳児のころから常に大きめな赤ちゃんでした。
母子手帳に載っている乳児の成長曲線のようなグラフ。
身長と体重をそれぞれ縦軸と横軸にとって、どのあたりが平均的な大きさかを示したグラフです。
息子は、その上側の線に沿ってーつまり大きめの赤ちゃんとしてー成長してきました。
時おり線から飛び出すこともあり、大きすぎるのではと心配したくらいです(笑)
そしてある日、同じクラスに、中国人のお母さんを持つ子が入園してきました。
その子も大きい。
兄弟で入ってきたのですが、年長にあたるお兄ちゃんにいたっては、「小さな巨人」と言っていいほど。
小学校2−3年生と同じくらい大きく、周りの子と並ぶと頭がぽんとひとつ飛び出るのです。
夏祭りでお神輿をかついだのですが、その子の部分だけガクッと高くなっていたのが印象的でした(笑)
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赤ちゃん用品を扱う業者の人からも、同じような話を聞いたことがあります。
中国で販売するときには、すべてのサイズをワンサイズ大きめに作らないといけない。
日本と同じサイズ感覚でつくると、小さいからという理由で売れないことが多いというのです。
日本の保育園では一番大きかった息子ですが、中国の幼稚園に入ると、平均か平均以下の大きさ。
中国の学校は9月始まりなので、その辺の違いも多少は影響しているかとは思います。
でも、周りの子をみると、日本の同じようなクラスと比較して明らかに大きいのです。
大人の平均身長はそれほど変わらないように思います。
中国人が特に大きいという印象はありません。
だからどこかの段階で、日本人の子どもの成長が、中国人の成長に追いつくはずなのです。
ただ、それが一体いつ頃なのかは分かりません。
中国では、妊婦に食べ過ぎを注意する習慣はまだ少ないようです。
一方、日本では妊娠してからの体重増加は10キロまでと一般的に指導されます。
妻は体重増加のスピードが早く、日本の医師からさんざん食べ過ぎを注意されていました。
そして、中国に戻ると周囲から「妊婦なんだからたくさん食べなさい」と、とにかく食べることを勧められるという板挟み(笑)
食べる量の多い妊婦から産まれる中国人の赤ちゃんが大きくなりやすいのはうなづけます。
ただ、産まれてから数年経っても子どもはまだ大きいまま。
それを思うと、やっぱり何らかの遺伝子の働きなのかなと疑いたくなるのです。
大雑把な思いつきなのですが、中国の環境の厳しさが赤ちゃんを大きくしているのではないかと思ったりもします。
以前なにかの本で、中国の人口が多い背景として、「自然・社会環境の厳しさが、中国の人口を多くした」という説明を読んだことがあります。
中国は他地域に比べて、自然災害や飢饉、戦乱、社会秩序の混乱といった環境が厳しかった。
死亡する人もそれだけ多く、それゆえに子どもを数多く育てておこうとする意識が他地域よりも強く働いた。
その結果、人口が比較的多くなったという説明です。
その真偽は分かりませんが、同じような理由で、もろもろの環境の厳しさが赤ちゃんを大きく丈夫にしようという働きを遺伝子に与えてきたのではないか。
また、もう少し具体的な説明として、離乳食が原因かもしれないという話もあります。
日本人の赤ちゃんは、ご飯の食べ始めは離乳食をわざわざつくって食べさせることが多いです。
一方で、中国人の赤ちゃんは大人と同じものを食べていることが多いような印象があります。
食生活の違いはたしかに影響しているかもしれません。
もうひとつの説明は、ホルモンの影響。
中国の食品には成長ホルモンをうたれて自然の成長よりも早く大きく育てられているものが多くあるといいます。
肉や野菜、多くの食品にホルモン剤がうたれていて、そのホルモンを食べ物経由で摂取すると、子どもの成長も不自然に大きくなるという説明です。
どの説明もここでは真偽を確かめることはできませんが、いろんな要素が複合しているのかもしれません。
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さらに興味深いのは、赤ちゃんの体自体は大きいくせに(?)、日本よりもかなり厚着の傾向があることです。
先日、帰国した際、日本のとあるサービスエリアで、裸足の赤ちゃんを抱っこしている人を見かけました。1月の寒い日でした。
赤ちゃんは体温が高めだからなのか、日本でなら裸足や薄い靴下だけの赤ちゃんをよく見かけます。
でも、中国では絶対にありえません。
いくら室内が暖かいからといっても、寒い日に赤ちゃんを裸足にさせることは周囲の誰もが許しません(笑)
それに慣れていたので、日本で裸足の赤ちゃんを見たときには衝撃的でした。
中国ではー地域によるとは思いますがー、かなり厚手の靴下や靴を履かせます。
洋服も厚着をしていることが多く、冬にはほぼすべての赤ちゃんが“着太り”しています。
一方で日本では、小さい子にはできるだけ薄着をさせて体を強くしようといった感覚を持っている人も多いと思います。
その延長なのか、少し前までは小学生は冬でもみな半ズボンだったと思います(東京だけかしら!?)。
長ズボンは、風邪をひいた子のみに許された特権であるとともに、調子が悪いことのトレードマークでもありました。
ドラえもんに出てくる「のび太」はいつでも半ズボンです。
マンガだからということもありますが、日本の子どもは薄着が推奨されてきたのでしょう。
私も小学生のころは、冬でも半ズボンの時代。
この話を中国人にすると、驚きとともに「どうして?」と必ず聞かれるのですが、いつも説明に困ります。
同じように、のび太が季節を問わず半ズボンなのを疑問に思っている中国人もいると思います。
いま思うと、薄着をすると体が強くなるというのはどこまで本当なんでしょうか?
「水をできるだけ飲まないで運動させる」という少し前まで信じられていたスポ根的な信仰と同じようなものかもしれません。
大きめの赤ちゃんに厚着をさせる中国。
一方で、小さめの赤ちゃんに薄着の日本。
どちらも子どもを大切にしていることには違いありませんが、その方法がだいぶ違うというのは興味深いです。