こんにちは!kammyです。
頭だけを洗いにいく親戚の話から、お風呂にみる地域差について紹介します。
「ちょっと頭を洗ってくる」
そう言って、いとこが出て行きました。
夕食を皆で食べようと集まったところ。
夕食の前に、その義理のいとこは頭を洗うために外に出て行ったのです。
そのいとこは、20代の女性で公務員。いたって普通の女性です。
数十分後に、近くにある美容院というか床屋のようなところで、頭だけを洗って彼女は帰ってきました。
「頭を洗う」という言葉に特別な意味はなく、普通に頭を洗うことを意味しています。
水で濡らしてシャンプーをつけてゴシゴシして、必要ならリンスで流すという、あの「頭を洗う」です。
ここ浙江省義烏市では、頭だけを洗いに床屋や美容室に行く人がけっこういます。
特に冬になると、シャワーを浴びるのは数日に一度。
でもそうすると頭が脂っこくなったり痒くなったりするので、頭だけは洗いたい。
そうした時に、近くの美容室などで頭だけを洗ったりするのです。
美容室や床屋でもそうした事情を前提にして、頭だけを洗うサービスを受け付けています。
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義理の父母も、よく髪が脂っこくなってぐしゃぐしゃになっています。
あまりに状態がひどくなると(笑)、美容室に行くまでもなく、家で頭だけを洗うということもよくやります。
冬の寒い時期だと、シャワーを浴びるのは2−3週間に一回。
義理の母はそう言っていました。
義理の祖母にいたっては、新年を迎えるとき以外は1年間ほぼシャワーも浴びないとか・・・怖くて本人確認はしてませんが(笑)
日本人のように毎日お風呂に入るという習慣はここにはありません。
かといって、それが中国全土でということではないのです。
親戚が話していたのですが、広東出身のある知り合いは、ここ浙江省義烏の人が毎日シャワーを浴びないことを汚いと思っているそうです。
その広東人は1日に2回はシャワーを浴びるとか。
広東は気候的に湿気があり暖かいので、シャワーの回数も違ってくるのでしょう。
私も香港に住んでいたときは1日2回浴びるときもありました。
妻が見たあるドキュメントでは、お風呂は一生に2回のみ、という地域も中国にはあるようです。
2回とは、産まれたときと結婚するとき。
水資源に恵まれない地域なのでしょうが、日本人から見れば想像できないですね。
シャワーの回数だけをとってみても、1年に一回というほぼ浴びない習慣を持つ人から1日に数回という人まで、中国というのは実に一言では語れないなと感じさせられるのであります。